pi-opioのお裁縫生活

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幼児の陰嚢水腫 日帰り手術当日のスケジュールと息子の様子【前編】

息子が陰嚢水腫の手術を受けました。

 

医師の説明や、ネットでの情報で、

簡単な手術だとは頭では理解しているものの、

4歳の息子が全身麻酔をして受けるということで、とても心配でした。

胃がきりきりと痛む中、手術当日を迎えました。

 

手術当日は飲食の制限あり

 

手術当日には飲食の制限がありました。

 

息子の場合、午後3時手術予定で、

午前9時までは飲食ができ、

それから午前11時までは水、お茶のみOKでした。

 

2時過ぎくらいから、喉が渇いたぁと言っていましたが、

それほどぐずることなく、なんとか我慢ができました。

 

 飲食の制限は肺炎にならないため

 

親としては、お腹がすき、子供が機嫌が悪くなるのではないか、

手術を受けるだけでも不安なのに、

食事の制限までかわいそうなのではと思ってしまいます。

 

しかし麻酔前の飲食の制限はとても重要なことでした。

 

麻酔を受ける際、胃の中に食べ物が残っていると、

吐き戻してしまうことがあり、それが気管に入ってしまうと、

窒息を起こしたり、ひどい肺炎になることがあるのです。

 

全身麻酔について不安で、ネットで検索をしたところ、

こちらが分かりやすかったです。 

日本小児麻酔学会|お子様と麻酔について

 

まず入院の受付をし、デイサージャリーセンターへ

 

緊張しながら、手術の一時間前に入院受付へ行きました。

10分ほどで、順番がまわってきて、入院書類の確認。

 

日帰りの手術でも入院の手続きが必要なのです。

前日に書類の記入をしましたが、結構大変でした(-_-;)

 

そのあとデイサージャリーセンターへ行き、

手術着に着替え、スケジュールと説明を聞き、時間まで待つことに。

デイサージャリーとは日帰り手術のことのようです。

 

慣れない環境のため、疲れがあったのか、

息子はその間に、うとうと。

すぐに私の膝の上でぐっすりと寝てしまったため、

時間になったらこのまま移動し、麻酔をかける流れになりました。

 

このまま眠って、麻酔をかけられれば、

息子は見慣れない器具や部屋で不安な思いをせずに手術が受けられるのだと、

とてもホッとしました。

 

しかし、手術時間近くになり、

若い先生二人が、寝ている息子の体勢をかえさせ、

マーキングという、手術の目印をお腹に付けていきました。

 

そしてその間に、息子の眠りが浅くなってしまったのです(T_T)

もう少し配慮して欲しかったです…

 

全身麻酔はビデオを見ながら

 

半分起きかけている息子を私が抱っこし、手術室へ移動しはじめましたが、 

やはり途中で目を覚まし、見慣れない部屋に戸惑って、

とても緊張している様子。

 

なんとタイミングが悪いのだろう...。

 

私につかまる息子の腕に力が入っているのを感じました。

 

手術室に着くと、アンパンマンがテレビに映し出されていました。

こちらの病院では、

小さい子の麻酔は家族が抱っこした状態で、

子供向けのビデオを見ながらのマスク吸引というもの。

 

多少、ビデオの効果で落ち着いたのだと思うのですが、

寝起きのうえ空腹、見慣れない部屋、見慣れないスタッフに囲まれた息子は、

辛かっただろうし、とても不安だったと思います。

 

怖い思いをさせないように、

マスクを見せて、

 

「触ってごらん」

「これをお口に当てるんだよ」

「お口で呼吸できる?」

「風船を膨らませてみて」

 

など、できるだけ声を掛けて、吸引させていきました。

 

それでも嫌がり、

涙を浮かべながら眠っていく息子。

見ていてとても辛かったです。