13年使用したダイニングチェアの座面の張替えをしてみました。
ボロボロだった椅子の座面が、ふっくらきれいに生まれ変わりました!
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張替え前の状態
表生地が傷んできたのでカバーを付けていましたが、それも擦り切れてしまいました。
カバーを外したところ。ウレタンがへたり、生地が破れています。裏側の不織布までもがボロボロになっていました。
使った材料と道具
材料
表生地 マツケ ジャズネップ起毛
ウレタン 2cm厚
チップウレタン 2㎝厚
不織布 ビッグモリーズ 椅子の張り替え ウレタンセット 表地なし
ウレタンと不織布はこちらを使いました。張替え方も詳しく載っています。
道具
マイナスドライバー
ペンチ
タッカー
カッター
金槌
はさみ
カッター板
チャコペン
汚れたり破れても良い服
軍手
マスク
張替えの手順
座面を外し、タッカーの芯を抜く
一番の難関。骨の折れる作業です。
深く入っているものはマイナスドライバーが差し込めず、抜くことができませんでした。
マイナスドライバーが差し込められれば、少しひねると浮くので、浮いたところをペンチで挟んで引き抜きます。その際はひねらずに、上に引く感じで。ひねるとちぎれ、刺さったままの芯が残りやすいです。
残った芯があると刺さって危ないので、抜けるところはペンチで抜き、抜けないところは金槌で軽く叩き馴染ませておきます。軍手を付けて座面をさわり引っ掛かりがないか確認しておきましょう。残っていると、この後の作業で手や膝などに刺さり怪我をします。
古いウレタンをはがす
マスクをして古いウレタンを剥がします。劣化したウレタンが舞うので吸わないようにしましょう。
表生地、ウレタンを必要な大きさに切る
チップウレタンは座面板のサイズ。座面板に沿わせてカッターで切ります。
ウレタンは座面板より+2~3㎝外側。
不織布は座面板のサイズ。
表生地は座面板より+10㎝外側。
ウレタンチップ以外は印をつけてから切りました。
表生地でウレタンを包み込むようにしてタッカーでとめる
表生地の上にウレタン、チップウレタン、座面板をのせます。
そこに座り体重しっかりのせて、生地を引っ張りながらタッカーを打っていきます。浮いていると芯が飛んでいってしまい危険なので、しっかり板に当てて打ち込んでいきましょう。
不織布をタッカーでとめる
余分な表生地をハサミで切り落とし、表生地の端を隠すようにして不織布を少し折り込みながらタッカーを打ちます。
次に張替えの時のことを考えて芯を少なめに打ちましたが、もう少し細かく止めたほうがきれいに仕上がると思います。
座面を触って、針や木が刺さっていないか念入りに確認しましょう。
椅子に座面を固定する
ねじ穴部分の布に印をつけて、ハサミやカッターで穴をあけます。
ねじを固定し完成です!
張替えをした感想
とてもふっくらした座り心地になり感動しました!
大きな怪我がなく張替えができホッとしました。作業でタッカーの針や木くず、ウレタンのくずがでるので、小さなお子さんやペットがいるご家庭では難しいかもしれません。作業自体は難しくないのですが、タッカーの芯を外すのが思っていたより大変でした。
唯一の心残りは表生地。とても可愛く仕上がったのですが、もう少し厚地で張りがあるものにして、その上からこの生地でカバーを作ればさらによかったです。
こんなにボロボロだったダイニングチェアが、座面を張り替えるだけでとてもきれいになりました。まだ2脚しかできていないので、もう少し涼しくなったら残りの2脚も修繕しようと思います。